松江・ホリデーサロンだより

ALS患者・谷田人司さんの主催で、月に一回開かれているサロンです。

2013年1月のサロン

2013年1月28日、ホリデーサロンが開催されました。あいにくの悪天候ではあったみたいです。以下のように、参加した学生の河原彩織さんがレポートを書いてくれました。(もろおか)

 


 今回のサロンは天候が悪いこともあって私と谷田さんの奥さんの2人だけでしたが、とても楽しくお話させていただきました。私は今回のサロンに参加するまでALSという病気を全く知らなかったので、そうした病気があるということを知ることができただけでも1つ勉強になったと思います。
 簡単な自己紹介から始まり、いろいろなお話をさせていただく中で心に響く言葉がたくさんありました。どの言葉にもとても説得力があり、納得し感心するばかりでした。


 主にお話したことは、
①人生何が起こるか分からない
②病気になったからこそ頑張れているわけではなく、今まで前向きに頑張ってきたから今も頑張れている
③人生ってその人が時間をどう使うかだよね
④今年の目標について
などでした。


 ①については、病気をしたことは思いがけないことだったけど、今は幸せだとおっしゃられていました。私もこれまで思った通りにいかないことも多く、そのことに悲観的になっていたので、思い方次第でその状況を異なる視点から捉えて良いところを見つけることができるようになりたいと思いました。
 ②については、私が番組を見て「頑張ろうと思った。勇気をもらった。」などの感想を言ったところ、佳和子さんがこのようにおっしゃられました。たしかにいざ頑張ろうとしたところで、それまでの積み重ねがないとどのように頑張っていけばいいか分からないだろうし、他のことと同じように急にはできるようにならないものです。谷田さんが長年記者として頑張ってこられたことがあったからこそ、今もさまざまなことに取り組まれていてその存在だけで頑張ろうと思わせてくれるのだと思いました。
 ③については、この言葉はある人から聞いた言葉だそうで、私が最も印象的に残っている言葉でもあります。ちょうど今、授業もなくたくさん時間がある中でずっと寝ていたら1日が終わってしまったという生活をよくしてしまう自分に腹が立っていたので、この言葉を聞いた瞬間生活を見直さなければならないと改めて強く思いました。お話の中では、年老いた時に好かれる人と嫌われる人に分かれるということや、イチローのようなすごい人は毎日の動き(朝起きてから寝るまでの動き)が一緒であるということをおっしゃられていました。これは②の話と通じる部分もありますが、積み重ねがある人はどのようなことが起こっても強く生きていくことができるのではないかと感じました。私は、先に述べたように生活リズムがとても不規則なので、まずは生活リズムを直すところから始めていきたいと思いました。
 ④については、私の目標は「素直になること」であるのに対して、佳和子さんは「脱皮の年にしたい」とおっしゃられていました。それは今年がへび年であることと関連しているそうです。他の干支もそうですが、へび年12年に1度しかやってこないため、これからの12年をやっていくために脱皮をしたいとのことでした。これは私の目標とも似ていると思ったので、私も「脱皮」を目標に頑張っていきたいと思いました。


 私は「一期一会」をとても大切にしているので、今回のサロンへの参加して良かったと心の底から思っています。また機会があればぜひ参加したいです。ありがとうございました。