松江・ホリデーサロンだより

ALS患者・谷田人司さんの主催で、月に一回開かれているサロンです。

2016年3月のサロン

2016年3月のサロン

 

2016年3月26日に、松江医療センターで久々の「サロン」を開きました。いろいろありまして、前回のホリデーサロンから2年近く間が空いての開催となりました。

参加者は7名で、話は自然と、病気の経過や介護生活のお話になりました。医療センターに入院されている方のご家族どうしであっても、なかなかふだんお互いに話をする機会はないとのこと、今回のサロンは「挨拶しあえる顔見知り」になるいいきっかけとなりました。こういう輪がセンターの中でも外でも広がっていくといいですね。また、家族以外にもコミュニケーションが取れるボランティアが必要だということや、そのために医療や行政に働きかける必要があるといった話も出ました。

ALSは数が少なく、また症状も重い難病だけに、なかなか患者や介護する家族の事情を理解してもらえないという状況があります。「別に何か介護をしてもらいたいわけではないが、傍にいてくれたり、声をかけてくれたり、気持ちを分かってもらったときはとても嬉しい」という参加者の方の言葉が印象に残りました。(もろおか)