2017年4月のサロン
2017年4月15日、松江医療センターの3階にてサロンを開催しました。センターの駐車場周辺には何本か桜がありますが、きれいに咲いたあとの散り際くらいのタイミングでした。
本日の参加者は、患者家族を中心に6名でした。それぞれのご事情を話されるなかで、共通のテーマとして、治療法や療養場所など、そのときどきに迫られる選択の難しさが話題になりました。「今やっていることが最善とおもうほかない」という考え方に共感が集まりましたが、そこに行きつくまでには時間もかかるようです。
春といえば花見ですが、ALSのように身体の自由がきかず、ふだん外に出ることも窓の外を覗くことも難しい病気の患者さんは、なんとかして花を一目みることを心待ちにしているかたが多いです。この春、花見をすることが叶った患者さんもいれば、事情があって叶わなかった患者さんもおられました。
近所の桜でもちょっとでも、春にはみなさんが桜をみられる療養環境にしていきたいものです。(もろおか)